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ネット誹謗中傷の対策

  • 2016年10月24日 | 24,659view

逆SEO対策のやり方|順位を落とす方法と料金体系

seo

逆SEOとは、検索エンジンで表示順位を落とすことで誹謗中傷や風評被害につながる内容を表示しにくくする方法です。逆SEOは高度な技術が伴うため、費用も高額になります。対策を行う業者は料金体系も質も様々なので、信頼できそうな業者を見極めて複数の業者に見積を取り、比較検討の上対策を依頼するのがおすすめです。

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逆SEOの仕組みとその方法とは?

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化のことです。「SEO対策」と言えば一般的には、特定のキーワードにおいて、検索結果ページ上位に自分のサイトが表示されるように工夫することを指します。

逆SEOって何だろう?

これに対し「逆SEO」というのは、SEOの手法を使って、逆に特定の検索ワードで検索結果を下位に表示させることを言います。

逆SEOの目的とは

逆SEOは、ネット検索による風評被害を防ぐことが目的で行われるものです。主に2ちゃんねるなどのインターネット掲示板に書き込まれた誹謗中傷やデマの内容について検索結果に表示されにくくして人々の目に触れないようにするために、逆SEOが行われます。

権利侵害が明確でない場合に有効な方法

ネット上での誹謗中傷被害は、削除仮処分などの法的手続が根本的な解決法です。しかし、権利侵害が明確でない場合、たとえ弁護士に相談しても削除依頼できないことがあります。そのようなときに、表示順位を落としてサイトが人目につかないようにするため、「逆SEO」という対策が存在するのです。

費用をかけるなら表示される場所を3ページ目以降に

Webサイトへのアクセスは、ほとんど検索結果の1ページ目に表示されたものしか集まりません。2ページ目へ追いやるだけでもアクセスを大幅に減らすことができますが、費用を使って対策をするなら、できれば3ページ以降に下げたいものです。

例えば企業の風評被害につながるようなサイトは、そのくらいまで下がれば、見つける人は相当少なくなると言えるでしょう。

逆SEOで順位を落とすための具体的な方法とは

逆SEOでは、ネガティブな情報が記載されたサイトに直接的な働きかけをするわけではありません。仮にそのサイトを直接改変すれば、不正アクセス禁止法違反になります。

一般的な逆SEOの手法

主な手法としては、新たなWebサイトなどを作ったり、自社や自分に関する好意的な記事を積極的に発信するような施策を取ります。それらのページが検索順位の上位に表示されるようにすることで、相対的にネガティブなサイトを下位に落とす仕組みです。

難易度が高く、高度な技術が必要

誹謗中傷を書かれやすい掲示板には、「ドメインが強い」「書き込み者が多い」「記事の読み応えがある」と検索の上位に出てくる条件がそろっています。そのSEO的に強力なサイトの順位を落とすのはかなり難易度が高く、高度な技術が必要になります。

そのため、サイト自体に読み応えがあるものを複数用意するだけでなく、それらのサーバーのIPアドレスを分散させるなど、いくつもの条件を掛け合わせてネガティブサイトの表示順位をを落とさなければなりません。

低く評価されるコンテンツを利用するのもひとつの手

Googleなどの検索エンジン最も重視していると言われるのが「オリジナル・コンテンツ」です。したがって、その逆であるコピーサイトを強化することで、順位を落としたいサイトの順位を下げることができたという事例も報告されています。ただし、コピーサイトと言っても質の良いオリジナルの文章で作られていなければ意味がなく、やり方を間違えばペナルティが課されて検索に全くひっかからなくなる可能性もあります。

注意が必要な手法

このように、いくつかの要素を複雑にからませて行う逆SEO対策ですが、違法な手段を用いて順位を落としているケースがあるので、注意が必要です。

  • ペナルティサイトを作って自作自演リンクをはる
  • 虚偽のデジタルミレニアム著作権法違反申請を使ってサイトを削除する
  • サーバーがダウンするようなDos攻撃を仕掛ける

これらは違法な手法ですが、実際に行われた例が報告されているものです。このような手法を使う業者に依頼すれば、こちらも犯罪に加担したことになってしまいますので気を付けましょう。

逆SEO対策にかかる料金とは

誹謗中傷・風評被害対策業者が逆SEO対策を行う際には、費用はどのように決まるのでしょうか。業者が料金を決定する方法を通してどれくらいの費用がかかるのかについてみていきましょう。

逆SEO対策にかかる費用はどのように決まる?

逆SEO対策を行う誹謗中傷・風評被害対策業者の技術や規模は、業者によって異なります。一般的に業者が料金を設定する際に考慮する点は以下の通りです。

業者が料金の決定する方法とは

逆SEO対策として必要になるのは、

  • 新たなWEBサイトやブログ等の制作
  • 制作後に検索順位を安定させるための更新作業
  • ソーシャルメディアの運用
  • 逆SEOの目的にマッチしたサーバー等の構築・運用

などです。
これらの作業がどれだけの規模で必要になるかによって、料金が決まります。

一概に料金の相場を言うのは難しい

対策の手法についてそれぞれの業者がオリジナリティを出してきていることもあり、トータルの料金がいくらくらいになるのか、一概に言うのは困難です。できれば一度業者に出向き、どんなオリジナルの方法を持っているのか、費用についてどのように考えているのかについて話を聞いてみるのがベストでしょう。

料金体系は2通り

料金体系としては主に以下の2通りがあります。料金の仕組みは各社で違いがありますので、対策を依頼する前に複数の業者に見積をとるのがおすすめです。

「定額型」

ひとつは、月々一定の料金を支払えばそれに従って業者が逆SEO対策をしてくれる「定額型」です。サービス対象が企業と個人とでは料金が異なる場合があり、企業のほうが高い傾向にあります。また、月額料金とは別に初期費用などがかかる場合がありますので、詳細の確認が必要です。

「成果報酬型」

もうひとつは、成果に対して料金が発生する「成果報酬型」です。実績があがった分だけ料金を支払う仕組みなので無駄はありませんが、実際は「完全成果報酬型」というケースは少なく、別途月額費用または着手金が発生することが多いようです。着手金は大抵の場合返金されませんので、後からトラブルにならないよう、依頼する前に、成功率や手法、料金発生のタイミングなどについて、詳細の確認を忘れないようにしましょう。

誹謗中傷・風評被害対策業者を選ぶときに注意すべき点とは

誹謗中傷・風評被害業者は、かかる費用も質もピンキリです。信頼して対策をお任せできて費用対効果も高い業者を選ぶためには、どうすればよいのでしょうか。

事前確認を怠らないこと

通常のSEO対策よりも費用がかかるのが逆SEOです。余計なコストをかけないためにも、相談する際は、何が問題か、予算はいくらか、どんな結果を求めるかを詳しく説明し、どういう手法を使うのかという詳細を確認しましょう。

具体的に説明ができない業者は警戒すべき

対策を依頼する際には、その業者に過去の実績や成功率について質問するのは問題ありません。きちんとした説明ができない業者の中には、実際は何もしていないのに費用だけ請求したり、違法行為によって逆SEOを行うところがあるので注意が必要です。

甘い言葉で近づいてくる悪徳業者に注意

インターネットで自分のことを誹謗中傷されている状況では、被害者は冷静な判断ができないくらい精神的に追い詰められていることもあります。悪徳業者はその弱みにつけこみ、甘い言葉で近づいてきます。ある程度の知識と、しっかりとした判断力をもって、悪徳業者にひっかからないよう注意しましょう。

検索エンジンで上位に表示される業者を選ぶことがポイント

業者を選ぶ際に1つの基準にしたいのが、その業者の社名やサービスを検索したときに上位に出てくることです。逆SEOができるということは、確固たるSEOのスキルも持っているということです。この点をふまえた上で、実際にどのような対応をとるのかを明確に回答してもらえるかを判断材料にすると良いでしょう。

誹謗中傷対策をできるだけ安全で安く行うには

逆SEO対策の費用は決して安価ではありません。しかし、どれだけやったとしても逆SEOとはあくまで暫定措置であって、根本解決にはならないでしょう。

「SEOに絶対はない」ことを認識しておこう

Googleなどの検索エンジンは、順位決めのアルゴリズムを全て公開しているわけではなく、日々更新されていると言われているので、そもそもSEOに「絶対」はありません。ネットで誹謗中傷を受けた際に問題を根本から解決するには、該当サイトを削除することが一番です。

逆SEOは最後の手段

削除依頼できるものは削除で対応したほうが、安全安心であることに変わりありません。逆SEO対策は、「弁護士による削除」ができなかったときの最終手段であると思っておきましょう。

削除依頼できるものは、高額な費用をかけても完全ではない逆SEO対策よりも、弁護士に相談するほうが、違法行為に関わるリスクもなく、トータルで安く済むと言えます。業者に依頼することを考えるよりも、まずはITやネット問題に強い弁護士に相談することがおすすめです。

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